【チェンナイでmimiLotus】
旅の出発地・終着地でもある再びの、チェンナイへ。
チェンナイへ向かう電車の中、今まで出逢った人、目にした景色、感じたにおい、いろんなことを思い出していた。
とにかくここまでいろんな人に助けられて、何よりお腹ひとつ壊さない自分の驚異的な身体??に感謝。奇跡。見えない力に守られている。。
最後の地、チェンナイ。
この地においてどこでチャイを淹れたいかは、実は日本にいる時から決めていた。
それは、Tara Books(タラブックス) . @tara_books
チェンナイを拠点とする小さな出版社。製本、印刷を全て一から行っており、世界的に有名になった今もそのスタンスは変えず、ひとつひとつの作業を手作業で、実に少人数で行っている。
私は以前からずっと、タラブックスが作りだす本が好きで長野のお店にも何冊か置いていて、作品はもちろんこの会社の在り方に憧れを持っていた。
だから…おこがましいかも知れないけれど、いつかここの人たちにチャイを振る舞ってみたい、と思っていた。
なので今回ばかりは、日本からアポを取っていた。そちらでチャイを淹れさせていただけませんか、と。
けれど日本から連絡したときの答えは残念ながら、NO.
やはり少人数の作業中、イレギュラーな訪問者は受け入れにくいとのこと。
そうだよね、そりゃそうだ。
でも、どうしても諦めきれなくて、ここまで無理めダメ元でも何とかやれてこれたから、きっとここでも訪ねてしまえば受け入れてもらえるのでは…?ここはインドだよ…!
おこがましさ2倍増し、淡い期待をコンロと一緒に背負い込んでタラブックスを訪ねる。
結果は、やっぱりNOだった。
もっと英語力があれば気持ちを伝えられたかもしれない。
もっと時期をずらせば制作に余裕があり、受け入れてもらえるタイミングもあったかもしれない。
タラブックスと繋がりのある人たちを頼れば願いは叶えられたのかもしれない。
「タラレバもっと」を言い出したらキリがない。
けれど、ダメなものはダメなんだ。
今のタイミングでは願いが叶うものが揃わなかったということ。いくら気持ちがあっても、それは時に、エゴにも足枷にもなる。
きっと必要なものは、必要なところに届くのだろうし、今できることをやろう。できるところまでやればいい。
そう信じて、チェンナイでは別の場所を探す。
大丈夫、まだいける。
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久しぶりに訪れたタラブックスは、やはりとても良かったです。
手刷りならではのインクのにおい、本を手に取ったときの質感、スタッフさんのスマートな対応。(しつこいアプローチ、お忙しいなかごめんなさい。ありがとうございました。)
どこかひんやりとしたクールな店内に点在するハンドメイドのあたたかさ。
ここはこれからもずっと、憧れ続ける場所でもあります。
それまで私が知っていた(ような気になっていた)インドのイメージを新しく更新してくれた、そんな会社です。
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